新iMac (Late 2009) のグラフィックスチップとOpenCL

今回のiMacのスペックで気になったのが、ずばり「グラフィックスチップ」。
下のモデルから順番に、
GeForce 9400M
Radeon HD 4670
Radeon HD 4850
と3ランクある。


それぞれどのくらいの能力があるのかと見てみると、、、
GeForce 9400M - 54G flops
Radeon HD 4670 - 480G flops
Radeon HD 4850 - 1T(1000G) flops


と、圧倒的な大差!
おおざっぱに見て、GeForce 9400Mの10倍の能力をRadeon HD 4670が持っていて、
Radeon HD 4670の2倍の能力をRadeon HD 4850が持っている。


でも、多分今はこれらの数値の差がそのまんま何かの処理や画面描画のスピードの体感速度の差としては現れてないと思う。
今後、次期バージョンのiLifeやiTune、Final Cut など、続々とOpenCL対応アプリケーションとして出てきたとき、
スペックの差が大きく現れてくるんじゃないかと思う。

とくにHDムービーの編集などを行うときは、このスピード差が大きく効いてくると思う。
GeForce 9400MクラスのGPUでは、かなりストレスのかかる作業を強いられるのではないかな。

ちなみに、代表的なCPUのスピードを見てみると、
Core i7 Extream 965(3.2GHz) 69.18G flops
Core 2 Quad Q9650(3.00GHz) 40.71G flops
Core 2 Duo(2.6GHz) 14G flops

CPUがどんなに早くても、GPUの演算サポート(OpenCL)の有無、GPUのスペックによって
特定の処理(映像エンコード、デコードとか)の速度に雲泥の差が出てくると思われます。


ちなみに、おいらの持ってるMacBookProに搭載されてるのは、GeForce9400Mです。
おいらはHD映像の編集とかはしないから、今のところこれで十分さー。


2010-01-13 追記

                                                                                                                                          • -

いつもコアな情報でお世話になっているMb kuro logさんによると、
Radeon HD 4000番台はOpenCLではパフォーマンスが出ない模様。
GeForce 9400Mよりも遅いみたい。。
これはMacOSの将来のバージョンアップでも同じなのだろうか、、。
5000番台では、OpenCLに最適化される予定とのことです。
MB kuro log:OpenCL Bench, iMac (Core i7 2.8GHz, Radeon HD 4850) vs MacBook Pro (Core 2 Duo 2.53GHz, GeForce 9400M) - livedoor Blog(ブログ)

                                                                                                                                          • -